2011年05月01日

不活化ポリオワクチン どうしんweb(北海道新聞)の記事

学んで治そう
ポリオの不活化ワクチン 「生」よりも副作用少なく (2011/04/27)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/health_news_manande/

Q.36歳女性。

5カ月の男児がいます。集団ポリオの予防接種がありますが、生きたウイルスの病原性を弱めた生のポリオワクチンはまひになる確率が高いとニュースで伝えていました。輸入のウイルスを殺した不活化ワクチンを自費で打てる医療機関もありますが、安全性を知りたいです。また副作用や救済措置はあるのでしょうか。

回答 辰巳正純さん 札幌医大病院小児科(札幌市中央区)

 急性灰白髄炎(ポリオ)はポリオウイルスの中枢神経への感染により引き起こされる疾患で、感染してまひが起こると筋力低下、筋肉萎縮といった後遺症が残ります。

 ポリオに感染した場合、有効な治療薬はないためワクチンによる予防が重要となります。現在日本では生ワクチンの経口ポリオワクチンが定期接種として行われ無料で受けることができます。

 生ポリオワクチンはこれまで世界中でポリオの流行を制御してきた優れたワクチンです。しかし数百万投与当たり1例というまれな頻度ですが、まひを起こし後遺症につながる副作用の可能性があります。このため日本でも今後は不活化ポリオワクチンへの切り替えが予定されています。

 現在不活化ポリオワクチンは個人輸入している医療機関でのみ接種が可能です。副作用のより少ない不活化ワクチンですが、副作用が全くないということはなく、注射に伴う痛みやアナフィラキシー(強い急性アレルギー反応)、接種部位の腫れ等の副反応の可能性があります。

 また定期予防接種にはならないため接種は有料になり、万が一接種に伴い健康被害が生じた場合、予防接種法に基づく公的な救済制度を受けることができません。輸入業者によっては独自に「輸入ワクチン副作用被害救済制度」を設けている場合もありますが、詳しくは接種医に確認してください。
posted by くま at 12:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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